絵本は読み聞かせではなくリードアラウドで

リードアラウド研究会代表 大島英美

英語絵本の読み聞かせは、大人の自己満足やひとりよがりになってしまう傾向があります。 そもそも、英語の絵本を日本語の絵本と同じように読み聞かせしても、英語が分からない子どもたちはチンプンカンプンです。
リードアラウドの話をすると、必ず「絵本の読み聞かせですか?」と聞かれますが、リードアラウドと読み聞かせは全く違うものです。
リードアラウドでは、大人が一方的に読み聞かせるのではなく、子どもたちも絵本の音読に参加します。
大切なのは、指導者(朗読者)と子どもが一緒になって絵本を楽しむこと。子どもを楽しくさせるには、まず大人自身が楽しまないと。
みんなで登場人物になりきり、感じを出して、目一杯、楽しみましょう。
「英語の本が読めた!」という成功体験が、子どもたちを英語好きにします。

これまで、私(大島)は、書店・小学校・中学校・老人ホームなどでリードアラウドを開催してきました。
2010年4月からは、英語の楽しさをもっと知ってもらうため、英語教室「キッズブックス英語スクール」(土曜日、場所は二子玉川)を開講しました。
体験レッスンも用意していますので、ぜひ一度参加してみてください。

また、指導者のためのワークショップにも力を入れています。
豊かな表現で絵本を読む方法と指導方法が学べるワークショップを開催中です。
さらに、遠方の方や時間の合わない方には、オンラインでもワークショップを行っております。
読み聞かせがうまくいかず悩んでいる方、授業に絵本を取り入れてみたいとお考えの方におすすめです。
リードアラウドで子どもたちに絵本の魅力と英語の楽しさを伝えてみませんか。

リードアラウドの定義 >

リードアラウドの定義

英語絵本を、子ども(参加者)自身が声に出して豊かな表現で読むこと・指導法

  1. 英語絵本
    芸術性、難易度、参加者の精神年齢・興味をもとに選書
  2. 子ども(参加者)も読む
    「読み聞かせ」ではない
  3. 声に出して
    リスニング、語彙力、発音の習得
  4. 豊かな表現
    読解力とコミュニケーション能力を磨く。自然な反復練習
  5. 読む
    暗記ではなく、文字を読む力をつけるリテラシー教育

リードアラウドの3つの意味

  1. I read aloud to kids.
    大人が子どもに読み聞かせる
  2. We read aloud together.
    大人と子ども(または子どもたち)が一緒に読む
  3. Kids read aloud.
    子ども自身が読む

リードアラウドの目的

  1. 動機付け
    楽しい・面白いイメージを強く与え、英語学習の動機付けにす
  2. 総体的な英語力
    絵本の力を借り、バランスの取れた総体的な英語力を育成する
  3. Fluentな読み方
    Fluent Readersを育てる

リードアラウドをおこなう理由

  1. 声に出す
    リスニング、語彙力、発音の習得
  2. 豊かな表現
    読解力と伝わる表現力の習得
  3. 読む
    暗記ではなく、文字を読み内容を理解する力をつける
  4. コミュニケーション能力の育成
    英語で意思を伝える力をつける

「読み聞かせ」でないわけ

  1. 英語の入り口
    楽しさを印象付ける。興味をもたせる。学習の動機
  2. チンプンカンプン
    英語を理解していない子どもに読みきかせるのは、大人の自己満足

リードアラウドの4つの約束

  1. 約束1
    読んでいる文字を指でなぞる
  2. 約束2
    読めないところは、ムニャムニャでOK
  3. 約束3
    「感じ」を出して読む
  4. 約束4
    家で誰かに読んであげる

リードアラウドに適した本

  1. 文章量
    1ページに1〜3行(1センテンス)程度
  2. 絵の特徴
    絵から物語の展開が予測しやすい
  3. 文章の特徴
    繰り返しが多い

声に出して読む英語絵本 初めてのリードアラウド』で紹介
リードアラウドに適した本

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